お知らせ
2021.09.15
【研修報告】介護木鶏会 第10回 (R3.9)
介護木鶏会(もっけいかい)第10回をオンラインで開催いたしました。
木鶏会では、
格物→致知
(壁にぶち当たって、障壁を乗り越えることで、また自己成長につながる)
これを原理原則において、様々な意見交換を行っております。
木鶏会も毎月の開催を重ねてやっと二桁に到達し感無量です。
今回は名古屋、大阪から2社の新しい仲間の参加もありました。
はじめてのご縁に感謝いたします。
節目となる会に、致知出版社取締役・板東様にもご参加いただき、
有意義な時間になりました。
致知9月のテーマは「言葉の力」です。
言葉には伝わる言葉、伝わらない言葉があります。
その違いは何でしょうか。
私は「共感力」ではないかと考えます。
例えば、特集の相田みつをさんの作品は、どれも人の心を惹きつけるものがありますね。
「つまづいたりころんだりするほうが自然なんだな にんげんだもの」
これらの作品には氏の想いである、
負けてもいいじゃないか。笑われてもいいじゃないか。
その経験から、本当の強さ優しさが分かる人間になるんだよ。
というメッセージが含まれています。
そんな想いがあるからこそ、多くの人に
「うん、わかるわかる!そうそう!」
という共感につながっているのではないでしょうか。
この逆にどんなに正しい理屈を並べられても、人は共感できないと、言葉が腹落ちしない。素直に行動まで繋がらないんです。
それは私たちの介護の仕事もいい例です。
ご利用者様に、私たちの中だけの常識や正論を言ったところで、相手に共感されないと動かない。納得されない。
それでは、どうしたら共感していただける言葉掛けができるか。
そこにプロとしてのアセスメント力が問われると思うのです。
言葉を磨くにはどうしたらいいのでしょう。
それには、他者を理解する姿勢が大事です。
つまり「人とはなにか」「人間とはなにか」を知ることです。
さらには他者理解を通じて最後は、自分は何者かまで、見つめていきたいと考えています。
介護職こそ「人間学」を学んでいくことで、より深いケアにつながるものと感じています。
今回も仲間から、多くの気づきをいただきました!
介護職の皆さん、一緒に勉強しましょう!
この致知での学びは「美点凝視」という姿勢を身につけることにあります。
つまり人の良い面に目を向けることです。
私は介護の現場にも「心」が必要だと思っていて、
これを浸透させるのがミッションです。
そのためにもまずはトップのリーダーから始めています。
ご協力いただける仲間がおみえでしたら、ぜひ一緒に広め、共に成長していけたらうれしいです